基本が一番大事
おはようございます。院長の鈴木です。
3度目の緊急事態宣言がとうとう出ました
生活がどの様に変化するのか不安なところですね
当医院でも今週とうとうワクチン接種が始まります。
少し不安なところもありますが世界的にもワクチン先進国では新規感染者数も減っているので期待したいところです。
さて、コロナ禍で僕らの学会やセミナーも殆どがWEBに変わっています。
そんな中4月上旬に福岡で歯周病手術の発表をさせてもらいました。歯周病治療に熱心な先生達の集まりで演者のみ集まり日本全国にWEB配信をしました。当医院からは衛生士の蓮池さんも頑張って発表しました
話はまだまだ長くなりますがもう少しお付き合い下さい
なぜ僕が歯周病治療を熱心(大好き)なのかと言うとそれにはちゃんと理由があるんです。
理由①歯周病治療を徹底する事で歯を保存出来る可能性が広がるから
誰だって歯を保存したいですよね
まだまだ治療を試みず抜歯になってしまったいる歯が多いのが事実です、その様な歯を残したいからしつこく歯周病治療をします
理由②歯周病治療を成功させるには広範囲の分野の治療が確実に出来なければ成功しないから
アメリカやヨーロッパでは日本と違いそれぞれの専門の先生がいてその分野しか治療をしないのが一般的です。日本の開業医は全ての分野を治療できないといけません。
歯周病治療を成功させる全ての分野とは
⑴根っこの治療
⑵土台の治療
⑶冠の治療
⑷歯周病手術
⑸噛み合わせの治療
⑹矯正治療
⑺インプラント治療
まずこの辺りが高レベルでないと長期保存は難しいです。この全ての治療のレベルを上げる、そして良い治療結果を得ることが出来る。それが僕の幸せです。変態と思われるかもしれませんが治療前、治療中、治療後とお口の写真やレントゲンなどたくさん患者さんに撮らせてもらいますがそれを夜な夜な見ながら考察したり長期休みや飛行機、新幹線の移動中もずっと見てます。それがとても幸せなんです
例えば
この様な症例でもレントゲンを撮ると根っこの治療がちゃんとされていない、土台も合っていない。。。こんなレベルの治療で納得出来ているのが本当に謎です。自分が治療した歯がこんなレベルではとても辛いです。
でも歯茎の中の話ですので患者さんは全く分かりません。でも歯を長期保存するのに大事なのはそういう見えないところなんです。
いくら、綺麗にセラミックの歯が入ってももたなければ意味がないですよね。
なので鈴木歯科医院では見えないところをしっかり治療して歯を長期保存することを第一に考えています
治療し直したレントゲンです。
治療前
治療後
また、矯正治療で虫歯、歯周病のリスクを下げておくのも大事です。
治療前
治療後
歯周病は治療も大事ですが、そうならない様に予防することもとても重要です。
当医院の衛生士達は皆んな朝の診療前、夜の診療後も練習して常に研鑽を怠りませんので安心して歯周病治療に取り組んでもらえたらと思います
とても長くなりましたが、一番言いたいことは見えるところだけ良くする目先の治療をするのではなく、治療結果が永続する様にするためには基本的な治療をちゃんとするということです。
先週久々に実習付きのセミナーに参加しました。歯周病手術の基本をまた学んできました。
基本は何度でも学ぶべきだと思います。
まだまだ患者さんの為に研鑽を積んでいく院長でした 🙂