歯科ドックとはmedical check

歯科ドックとは

歯科ドックとは、病気発見のみにとどまらず、一生自分の歯で噛み、健康で快適な、楽しい生活を送るための、根本的医療の入口です。治療とは、病気になってからの後始末だけではありません。痛くなる前に、お口の健康を守り、また、増進するために積極的な治療もあります。

つまり、病気の原因から治す方法です。これが、もっとも効果的です。
とくに歯の治療とは、病気になったら、なかなか元通りには治せません。

また病気になると、ただ歯を1本失う程度で止まらず、一般の方が気付かない、心身の健康をも含めた大切なものまで失って、ひどく後悔する事が多いものです。それを思うと、今のお口の健康を失わないように守り通すことは、非常に高い価値があります。そして、口から全身を診ることが大切です。

ただ油断すると、あっという間に歯を失ってしまう危険がたくさん待ち構えていますから、一生健康を守り通すためには、手遅れにならないよう、痛くない時に予防することです。虫歯でも、歯周病でも、予防を考えていらっしゃるならば、1人ではなかなか効果があがりません。

また、やってくれと、我々にだけ任されても、やはり十分ではありません。
ぜひ、我々と協力しあいながら口腔(歯)を守っていきましょう。

1. 口腔外検査

顎関節診査

2. 口腔内検査

  1. 1. 歯科軟組織診査
  2. 2. 歯ぎしり、咬合性外傷
  3. 3. 虫歯診査
  4. 4. 歯肉診査(色、状態、出血、排膿、付着歯肉、歯間乳頭等)
  5. 5. 歯周ポケット診査(歯周ポケットの深さ、出血、排膿、動揺度、歯肉退縮)
  6. 6. レントゲン(パノラマ、デンタル14枚法)
  7. 7. 歯列模型
  8. 8. 血圧、脈拍測定
  9. 9. 口腔内写真

以上の検査を行い患者様一人一人にお口のなかの状態を把握して頂く為にカウンセリングを行っております。

3. 細菌検査

お口の中の疾患はほとんどが細菌感染によるものです。治療前に現在、ご自身のお口の中にどのような菌がどのくらいいるのか?を知ることはとても重要です。
また、治療途中、治療終了後も行うことで、今何に気を付けるべきなのかなど色々なことがわかります。疾患を治すということは自分自身を知ることから始まります。

歯周病菌検査 <歯周病関連菌>
  1. 1. Actinobacillus actinomycetemcomitans
  2. 2. Porphyromonas gingivalis
  3. 3. Prevotella intermedia
  4. 4. Bacteroides forsythus (Tannerella forsythensis)
  5. 5. Treponema denticola
  6. 6. Fusobacterium nucleatum
虫歯菌検査 <虫歯関連菌>
  1. 1. 総レンサ球菌数
  2. 2. ミュータンス菌数
  3. 3. う蝕菌比率
  4. 4. 乳酸桿菌数
唾液検査
Dentocult SM
ミュータンス菌はう蝕のきっかけをつくる菌で、う蝕の発生・進行の最大のバロメーターとなります。
Dentocult LB
ラクトバチラス菌はう蝕を進行させる菌で、炭水化物の摂取量が多いと増える傾向があります。そのため、検査結果から患者様の食生活の乱れなどを推測することができます。
Dentobuff Strip
高いだ液緩衝能は、酸性に傾いた口腔内を中性に戻す役割をします。だ液量の計測は、だ液の機能全体を通しての有効な情報源になります。その働きが強いか弱いかを5分で判定できます。
Dentocult CA
カンジダ菌が増加すると、口腔粘膜に炎症を引き起こすことがあります。義歯を装着した患者様にはカンジダ菌の感染が多く見られます。だ液中または口腔粘膜に存在するカンジダ菌を測定できます。

4. サリバテスト

生活習慣やご自身の唾液の質、状態などを知ることによりどのくらいの確率で虫歯になるかなど細かいことがわかり、予防に役立ちます。 専門のスタッフが患者様一人ひとりにあったプログラムを立てます。

5. 口臭検査

他人の口臭に気づいても、自分の口臭にはあまりきづかないもの・・・。
「あなた、口が臭いですよ」なんて誰も言ってくれません。
そこで、まずは自分の口臭がどの程度のものなのか、自覚することから口臭対策を始めてみませんか。
リアライズ口臭検査キットは口腔内の不快な口臭の原因成分を“総合的”に検査して、不快口臭度を4段階で判定する世界初の口臭検査アイテムです。