パウダーメインテナンスpowder maintenance

鈴木歯科では歯に優しいお掃除器具を導入しております。
それが、EMS社(スイス)のエアフローです。

エアフロー

エアフローというのは、パウダーを歯に吹き付けて洗浄する機械です。

通常の歯面研磨や歯ブラシではどうしても歯と歯の間は綺麗に取り去ることが難しかったのですが、すごく綺麗に取れるようになりました。
しかも、早く、綺麗に、不快感もなくといった感じです。

歯科以外でも清掃器具として使われるサンドブラストと呼ばれる機械と似ているのですが、特徴的なことが歯を一切傷つけない!ということです。

今までの清掃器具は多少なりとも歯の表面を傷つけてしまっていました。
毎食後の脱介・再石灰化とよばれる酸による表面の変化はあるので、歯の表面は日々傷つけられているものなのですが、当院ではほとんど使われませんがグレーシーキュレットといわれる歯石を取る刃物を使うことによって歯はさらに削られてしまいます。
歯にとって重要なのは、他の臓器と違い再生しないということです。

ですので、隅々までしっかり清掃ができ、かつ歯をまったく傷つけないということは革新的なことなのです。

EMS社以外にもパウダーを吹き付けて清掃する器具もありますが、EMS社のすごいところは研究論文が豊富なところです。
実際に、歯面に吹き付けてみて電子顕微鏡でその様子を見ていたり、他にも補綴物と呼ばれる銀歯や陶器の表面、さまざまなものに対する様子が電子顕微鏡で観察されています。

例えばこちらです。
まずは、清掃前の表面です。

清掃前の歯の表面

プツプツあるのが汚れと思ってください。

次がエアフローでの清掃後の表面です。

清掃後の歯の表面

清掃後の表面には傷が一つもつくことなく、汚れであるプツプツがなくなっていますね。
それも、傷がつくことなくですね。

もう一つが削ってしまった清掃後の表面ですね。

清掃後の歯の表面

「scratches」とあるとおり、表面に引っかき傷ができています。
しかも、若干プツプツもありますね。

また、清掃効果やエアフローをさまざまなシーンで使った場合の効果などがびっしりと研究論文として出されています。
実際に、歯周病治療の最先端であるヨーロッパの学会等ではEMSのエアフローが世界標準になっているそうです。

他メーカーとは、そのあたりで信頼性、歴史、研究の深みが違うので、今のところエアフローといえばEMS社のものになります。

実際使用してわかることですが本当に綺麗になります、ピッカピカです。
もちろん日々の清掃、歯ブラシができていないと一時的に清掃を行っても効果が少ないので、鈴木歯科ではしっかり歯ブラシ治療が終わってからの清掃になります。

歯ブラシでのセルフケアとエアフローによる清掃で歯茎は劇的に改善します!
しかも、歯をまったく傷つけないというのはすばらしいことですね。

おそらく、歯科ではここ何十年も清掃器具は超音波とラバーカップと呼ばれる回転器具で清掃が行われてきましたが、今後の清掃のスタンダードは間違いなくエアフローに移行していくものと考えられます。

ハンディタイプのエアフロー

現在、患者様からの要望が多い為、ハンディのエアフローも2台追加し、3台稼働してます!!