キャビトロン導入しています◎

2024年9月29日

こんにちは。歯科衛生士の芦田です。
季節の変わり目で蒸し暑かったり、肌寒かったりする日が色々ありますが体調崩されていませんか？
私は休日を充実させるために体調崩していられない日々を送っているので、とりあえず手洗いうがいを欠かしません。
そのおかげなのか、風邪をひくことはほぼないです(^▽^)/

9月のお休みは、久しぶりに衛生士のみんなでデンツプライシロナ本社へフォローアップセミナーに行ってきました！
鈴木歯科で少し前から新たに使用している「キャビトロン」という超音波スケーラーのフォローアップです。

超音波スケーラーとは…
クリーニングで来院していただいている方だと、「歯石取りますね、少し響きますね」と言って使わせてもらっている水がでる機械です。
治療中の方だと、仮歯を外した後のセメント除去に使用したり、根の治療中の仮蓋を取るときに使ったりします。

超音波スケーラーは、ピエゾ式とマグネット式というのに分けられます。

今までずっと鈴木歯科にあったものはピエゾ式、

新しく入ったキャビトロンがマグネット式です。

↓

【キャビトロンの良いところ】
●振動が分散するので痛みが少ない。
●超音波独特の不快な振動・音が少ない。
●振動時の熱で、温水が出るのでしみにくい。

今までのピエゾ式の超音波スケーラーと比べて、患者さんへの負担が軽減されます😃

実際、私が担当している患者さんに「機械でやるとしみるし痛いから使わないでほしい」と言われ、ハンドスケーラーで時間をかけて一生懸命歯石除去をしていました。
キャビトロンを導入したので、試しに使用させてもらった結果…

「これなら使っても大丈夫です」と言ってもらえました…！

°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°　ﾜｰｲ

そもそも、超音波スケーラーって使わないといけないのかというところですが、
超音波スケーラーには歯石をとること以外にも効果があります。

①歯石除去

②プラーク除去
歯根面や歯周ポケット内の歯肉縁下バイオフィルムの破壊または除去に効果が期待できます。

③根分岐部への到達性
適切なチップを選択することで、根分岐部へのアクセスが可能です。

④セメント質の保存
パワーを調整できるので、歯根面やセメント質に及ぼす損傷が少ないのが特徴です。

⑤歯周ポケットへの挿入
細いチップを選択すれば、深い歯周ポケットへも挿入しやすいのでハンドスケーラーでは届きにくいところまでアクセスできます。

⑥洗浄
超音波スケーラーの注水による歯周ポケット内洗浄は、内毒素や浮遊性細菌を流すことができます。

⑦殺菌効果
超音波スケーラーのチップの振動によって発生する注水の流れで、細菌の細胞壁が破壊され、チップが到達しない少し先にあるバイオフィルムも破壊できます。

このように、様々な効果が期待できるのでクリーニングの際は必要に応じて超音波スケーラーを使用させてもらえたらと思います。
宜しくお願い致します！

（参考：デンタルダイヤモンド社　HP、NISSIN　HP、モリタ東京製作所　HP）

ちなみに、このキャビトロンを少し歯ぐきの内側に入れて使用したところ
歯ぐきの内側の見えないところにあった歯石も簡単に取れてきました。
今までのピエゾ式の超音波スケーラーよりもかなり簡単に歯石をとることができて、気持ちがよかったです。
患者さんは全く痛みを感じていませんでした°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

歯ぐきの外側だけでなく、深いところの歯石除去にも使えるキャビトロンですが、
鈴木歯科ではハンドスケーラーも併用して日々の診療を行っています。

以前、SRPについてのブログ（https://www.suzuki-shikaiin.or.jp/blogs/2023/03/09/2441/）を書きましたが
丸尾先生から萬田先生にセミナーの引継ぎがあり、今回が2回目。
実際の患者さんにも協力していただいてSRPの院内セミナーを受けさせていただきました(^▽^)/

歯の傾きや根っこの形は人それぞれで、レントゲン画像等を参考にしながら目に見えないところの歯石を取っていきます。

歯のイラストを描くとき、みなさんはどのように描きますか？
だいたいこんな感じではないでしょうか？