院外講演
院長の鈴木です。
ブログがご無沙汰してしまいごめんなさい🙏
今年に入り、業者さんや、大きな学会で講演する機会が多く、遅くなってしまいました。
さて、2月はインプラントの専門の先生方の集まりのOJというところで発表してきました😊
また、先日歯科業社ヨシダさんにて、当院の歯科衛生士大城さんと一緒に講演してきました❗️
ともに内容は医科歯科連携についてです。
全身疾患と歯科との関わりです。
日本人の平均寿命はどんどん伸びています。なので有病者も昔とは比べ物にならないくらい増加しています。
その為、歯科業界ではトピックスになっており、今後もその必要性が大きくなることが予想されます。
また、先日とても残念なニュースを聞きました。
「子供の食べ物での窒息」です。
皆さんはこのニュースを見ましたでしょうか?
窒息には「機械的窒息」「化学的窒息」「環境的窒息」がありますが、今回の様に食べ物つまり、物理的に詰まることを機械的窒息と言います。
それでは機械的窒息について歯科医師という立場から私見を述べます。
1.食べ物の注意
粘り気のあるもの、大きいものは高齢の方、子供の様に窒息の可能性が高い場合は食べさせない様にするかもしくは小さくして摂取する
2.小さな物の管理
小さなお子様のいるご家庭では、コイン、ビーズ、ボタン、小さなおもちゃなどは口に入れて窒息する可能性があるので手の届かないところで保管する
3.適切なおもちゃの選択
お子様の年齢にあったおもちゃを選択する、特に3歳未満のお子様には小さいものが入っていないものを選ぶ
4.救急処置の知識
ハイムリック法(背中を叩く方法と腹部押圧法)など調べて頭に入れておく
5.睡眠環境
特に乳幼児に関しては安全な寝具を利用して、寝かせる時は背中が下になる様にすることで窒息の可能性を減らす
以上です。
また、窒息しにくい食べ方は一口の適切量を知り、一口をゆっくり食べてからまた一口入れる食べ方です。
1歳から3歳くらいまでイヤイヤ期と重なり教育が大変だと思いますが、幼稚園、保育園などではなかなか教育する時間もないと思います。
是非、ご家庭でお子様に教育してほしいです。
これこそが窒息を減らす大事な取り組みです。
一口大のコントロールは前歯がうまく使えないと出来ません。
これは乳歯の前歯だけの時期に覚えさせて欲しいです。
前歯で噛みちぎることを覚えると順に奥歯に運んでいきます。
奥歯がはえてくると奥歯で噛める様になります。
また、奥に運んでいくときに周囲の筋肉、舌などをダイナミックに動かして使えるようになります。
これにより舌運動の発達を促します。そして、舌と口腔周囲の筋肉の調和が取れることで歯並びが悪くなるのを防ぐこともできます。
子供の頃の食べる機能とは窒息のみならず色々なことに影響していきますので是非、参考にして下さい❗️
さて、長文になりましたが実は今アメリカにいます。
ワシントンで飛行機を乗り換えて、シャーロットという街に移動中です。
明日からアメリカのインプラント学会に参加してきます。
インプラントの専門医である以上、最新の知識、技術など学んで、また患者さんに還元出来たらと思います。
それではhave a nace day😊