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2024年5月7日
皆さんこんにちは♪
ドクターの長谷川です!
皆さんはGWはどのように過ごしていますか?
自分はキャンプで
自然を満喫しました🏕️
では今日は子供の矯正治療についてのお話になります!
子供の早期矯正治療の意味は、歯並びと顎(アゴ)の不調和を改善しやすい適切な時期に早期にコントロールすることです。
そして、そのことで後に続く永久歯列の仕上げ矯正治療を円滑に行えるようになります。
重度であればあるほど早期矯正治療の意味は大きいと言えます。
歯並び以上に骨格が顔貌のイメージをつくるとも言われます。
治療は2段階で行われ、前半の早期矯正治療のことをI期治療といい、後半の永久歯が全て生えそろった頃に再度開始する矯正治療のことをII期治療といいます。
一般的なI期治療の開始時期は矯正装置の取り扱いが理解できる小学生の低学年ぐらいからです。
必要な場合には乳歯列期からI期治療を開始することもありますが、一般的には混合歯列期(永久歯と乳歯が混在する時期)からです。
一般的な治療目標は後続永久歯のほう出スペースを確保してあげることと大きな顎(アゴ)のズレを補正してあげることです。
ただし、I期治療を早く開始しすぎることの問題点もあります。
後の永久歯ほう出完了期が遠すぎるために、子供さんが長い矯正治療に疲れてしまったり、また長期間、矯正装置をつけることで虫歯になるリスクが高くなることです。
歯並びは良くなったが、虫歯になっては意味がありません。
そういった意味では、I期からの早期矯正治療は常に虫歯に対する配慮が大切になります。
現代の小児歯科矯正では‘歯列育成’という概念があるように、歯並びだけでなく虫歯などの他の問題を含めて健全な永久歯列に仕上げてあげようという考え方が一般的になっています。
一般的なII期治療の開始時期は最後の永久歯(12歳臼歯=第2大臼歯)がはえる頃の小学生の高学年〜中学生ぐらいです。
Ⅰ期治療が終わり、顎(アゴ)の大きさや前後関係が良くなっても歯並びそのものがでこぼこしていたり、歯が回転して生えていたり、上下の噛み合わせが良くなかったりすることがあります。その場合に、仕上げのII期治療を行います。
装置は、成人矯正で一般的に使用するワイヤー矯正(マルチブラケット/ブレース治療)で行います。
I期治療で歯並びや噛み合わせも改善されていれば、II期治療は必要ありません。ただしII期治療が必要な場合、II期治療開始前に再度診査を行います。
その時点で、やはり永久歯の便宜抜歯を治療計画に入れた方がきれいな仕上がりになると判断される場合があります。
また矯正相談時にある程度の年齢に達している場合、I期治療をジャンプしていきなり永久歯の抜歯を含めたII期治療(ほぼ成人矯正)から開始したほうがいいと判断される場合もあります。
小児矯正治療においては、成長に合わせた適切な治療開始時期があります。
適切な時期から開始することにより、最小の負担で最大の効果をあげることができます。
通常の定期検診で虫歯などを管理しながら、適切な時期に矯正治療を開始することが小児矯正治療においては大切なポイントとなります。
最後まで読んで頂きありがとうございます以上ドクターの長谷川でした!
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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